アメリカ白内障屈折矯正学会にて円錐角膜治療のインストラクションコースで公演しました。会場は満員で300人くらいの眼科医が講演を聞きに来ていたと思います。
インストラクションコースでは、クロスリンキングの異なる方法による効果の違いを公演しました。最近はクロスリンキングと角膜リングを挿入したり、トポガイドのPRKで角膜の形を改善して同時にクロスリンキングをする方法が主流です。
トポガイドPRK、リング、クロスリンキングを同時に行う人もいます。
患者様の利便性だけでなく、結果も同時に行ったほうがいいという報告もあります。(下記参照)
日本ではあまり勉強のしていない医者はクロスリンキングを先にやるべきだとか、リングやトポガイドPRKと同時にクロスリンキングをするのは良くないということがあるようですが、もっとしっかり勉強して欲しいものだと、心から思います。
下記はクロスリンキングとリングの同時手術の有効性を証明した論文です。
Sequential versus concurrent KERARINGS insertion and corneal collagen cross-linking for keratoconus.
El-Raggal TM.
Br J Ophthalmol. 2011 Jan;95(1):37-41. doi: 10.1136/bjo.2010.179580. Epub 2010 Jun 28.
Al-Tuwairqi WS, Osuagwu UL, Razzouk H, Ogbuehi KC.
Eye Contact Lens. 2015 Apr 1. [Epub ahead of print]
Elbaz U, Shen C, Lichtinger A, Zauberman NA, Goldich Y, Ziai S, Rootman DS.
Br J Ophthalmol. 2015 Feb;99(2):155-9. doi: 10.1136/bjophthalmol-2014-304943. Epub 2014 Aug 19.
Yildirim A, Uslu H, Kara N, Cakir H, Gurler B, Colak HN, Ozgurhan EB.
Am J Ophthalmol. 2014 May;157(5):1070-6. doi: 10.1016/j.ajo.2014.02.011. Epub 2014 Feb 7.
Yeung SN, Ku JY, Lichtinger A, Low SA, Kim P, Rootman DS.
J Cataract Refract Surg. 2013 Aug;39(8):1146-51. doi: 10.1016/j.jcrs.2013.03.022. Epub 2013 Jun 21.
座長のサンチェス先生と会場にて